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【厳選9社】幹細胞培養上清液メーカーのご紹介と選定ポイント(医療機関向け)

幹細胞培養上清液を導入検討されている医療機関向けのご案内となります

昨今では、幹細胞培養上清液やエクソソームなどを利用した化粧品なども非常に多く販売されるようになりました。

医療機関においても幹細胞培養上清液を用いた、美容・整形領域の治療の他、疲労回復、糖尿病など様々な治療法として徐々に浸透・普及してきています。

一方で、数多くの幹細胞培養上清液が製造・販売されているため、医療機関においては、販売メーカー等の安全性、培養技術力、品質管理方法などを十分に確認のうえ、製品を選択し、治療を提供頂くことが重要です。

本記事においては、数ある幹細胞培養上清液のメーカーの中でも、厳選し9社の製造メーカーや販売会社を紹介しております。

製品の選び方も併せてご案内しておりますので、参考にして頂ければと思います。

目次

幹細胞培養上清液を用いた治療の一例

幹細胞培養上清液を用いた治療は、美容系の治療のイメージが非常に強いが、以下の通り、全身の疾患の治療に及んでおり、今後、利用医療機関が多くなれば、更に臨床データが揃ってくるものと考えられます。

幹細胞培養上清液の特徴

幹細胞培養上清液の主な特徴としては以下が挙げられます。

①非侵襲的、且つ負担が少ない

幹細胞培養上清液は細胞を含まないため、他者の幹細胞を培養して製造した上清液であっても、免疫拒絶の反応を起こさない低リスクの治療法と言えます。また、患者からの脂肪等の採取も不要なため、負担も少ないと言えます。

②再生医療申請や認可が不要

第一種~第三種の再生医療法に基づく申請や認可を得る必要がなく、特段の設備投資が不要なため、再生医療法に基づく幹細胞治療に比べて、初期コストはなく、上清液自体の購入費以外のコストはない。

③必要な時に治療がすぐ行える

幹細胞を用いた再生医療は、細胞を採取し培養するのに数週間の準備期間を要しますが、幹細胞培養上清は必要な時にすぐに治療がおこなうことが可能

④6-12か月の長期保存が可能

必ずしも治療を受ける患者様本人の細胞を使用する必要がないため、幹細胞培養上清液を事前に入手して、保管しておくことが可能。フリーズドライ化した製品であれば1年間以上保存も可能

⑤低コストで治療提供が可能

幹細胞培養上清液は、他者の培養工程により生産される副産物であるため、上述の再生医療法に基づく治療よりも、比較的安価な価格で医療機関は入手可能であるため、患者への提供価格も一般的には数万円~数十万円で提供が可能という利点があります。

幹細胞培養上清液の留意点

前述のような特徴があり利用しやすい製品、治療資材である一方、以下のような注意は必要です。

①製品の安全性

特に海外産の脂肪由来培養上清液では、採取されるヒトの人種や居住地域、感染症の有無が明確でない例も聞かれます。ドナーの感染症有無や安全性に関する諸条件がクリアな製品であることが重要です。

②施術後は献血ができない

幹細胞培養上清液による施術を受けた方は献血ができなくなります

③患者の体調の管理

施術時の体調によっては、施術後に副作用が起こることも考えられるため、患者の体調をよく確認することが重要です。また、施術後に1週間ほど、患部の痛みや赤み、腫れなどが起こることがあります。

④投与対象外の患者

がんの治療中や妊娠中、それらの治療後間もない方、妊娠の可能性がある方は施術を受けることができません。

⑤研究用試薬であること

あくまで研究用試薬となりますので、患者への説明と同意に基づき、医師の判断による施術になります。

メーカーの選び方/チェックポイント

上述のことを踏まえて、医療機関において、幹細胞培養上清液の製品・メーカーを選定することは非常に重要です。
そのためには、最低でも以下のことを留意して選定頂くことをお勧め致します。

あくまで選定においては医療機関のご判断となりますので、本記事は参考程度とお考え下さい。

1.安全性・品質の高さ

他者の幹細胞から作られた培養上清液のため、ドナー選定やスクリーニング検査、安全性試験、品質管理などが徹底されているのか等の確認が何より重要です。

以下は通常実施されている安全検査の一例です。

  • ドナースクリーニング
  • ドナー血液検査
  • ウイルス試験
  • マイコプラズマ試験
  • 無菌試験
  • エンドトキシン試験

2.製造元

他者の幹細胞培養上清液を利用することに対して、少なからず治療される患者の方は気になる点かと思います。

日本国籍(日本産)、若いドナー(若い細胞)、国内生産(安全性)という点は安心材料の一つになろうかと思いますが、日本製ばかりを強調して、安全性や技術・品質が担保されていないのであれば、それも問題です。

外国人ドナーであっても、製造元がはっきりしており、安全性や技術、品質などが信頼できるメーカーであれば、商品の選択肢として考えても良いですし、メーカーによってはスペックシートのような品質証明書を発行してくれるところもあります。

3.取扱製品の違い

幹細胞培養上清液には、主に脂肪組織由来幹細胞、歯髄由来幹細胞、臍帯血由来幹細胞が利用されており、細胞の種類や培養の条件などによって、含有されるエクソソームやサイトカインの種類や量、比率なども異なります。

以下は簡単な説明となりますが、医療機関の治療用途により、利用される幹細胞の種別を確認しておくことも重要です。

①脂肪:脂肪組織中に含まれる体性幹細胞を利用した培養上清液

ヒト由来の脂肪組織から摂取した幹細胞を培養したもので、細胞や組織の再生を促進する効果が高いため皮膚や毛髪の治療に多く使用される他、最近では整形外科分野における関節や筋腱靱帯の治療などにも使用され始めています。

また、肝臓に働きかけるサイトカインを多く含むため、肝臓などの内臓障害の治療にも活用されています。

②歯髄:ヒトの歯の中心にある神経部分から採取した幹細胞の培養上清液

若年層から採取した歯髄細胞のほうが成長因子を含むため、上清液として使用する際には乳歯を使用することが一般的です。

③臍帯:乳児と母体をつなぐ臍帯から採取される幹細胞の培養上清液

成長因子に富んだ若い細胞が非常に多く含まれるため、他組織由来の培養上清液より、細胞の再生力や各組織・細胞間の調整に関して、期待される効果や含有するサイトカイン量は非常に多いと言われています。

4.治療の提供価格帯

再生医療法に基づく幹細胞を用いた細胞培養治療は、患者から脂肪等を切除し、それらを細胞培養施設で3-4週間かけて細胞を数千万~数億個に増殖させ、患者に投与するため、医療機関にかかる培養費(数十万~100万円以上)が非常に高く、患者への提供価格も100万~500万円など非常に高価な治療です。

一方で、幹細胞培養上清液は、他者の培養工程により生産される副産物であるため、上述の再生医療法に基づく治療よりも、低コストで医療機関は入手可能であるため、患者への提供価格も一般的には数万円~数十万円で提供が可能という利点があります。

但し、幹細胞培養上清液の中でも販売メーカー毎に価格の多寡はあります。

当然、品質や安全性を担保するためにメーカーは設備や安全性試験などに投資していることから、明らかに安価な製品については、安全性や品質が担保されているか注意が必要です。

以下、再生医療法に基づく幹細胞治療と、幹細胞培養上清液を用いた治療に関して、手続きや治療までにかかる費用などを目安(参考程度)として一覧にしております。

項目再生医療法に基づく幹細胞治療幹細胞培養 上清液の治療
法規申請必要
100~200万位
不要
初期投資必要
50~150万位
不要
治療開始迄3か月
(申請手続き)
契約後数日
脂肪等採取必要
(患者負担高)
不要
投与迄期間4-6週間程度即日
保存期間培養細胞到着
24~48h以内
6か月~1年間
培養委託費40万~120万位
資材購入費(上清液)数千~数万円位/1バイアル
治療費相場100~500万位数万~数十万位/1バイアル

幹細胞培養上清液メーカーのご紹介

以下では、厳選した7社の製造メーカーや販売会社をご案内しております。

選定する場合は各医療機関・先生方の治療方針などを踏まえて、自院の責任にて選定を進めて頂ければと思います。

掲載している情報は、いずれも各業者のホームページや商品案内サイトに掲載されているものです。
製品や料金の詳細等は製造メーカーや代理店等へご確認いただくようお願いします。

1.セルプロジャパン

設立2019年4月1日
住所所在・研究室:神奈川県藤沢市村岡東2-26-1 湘南アイパーク
代表者佐俣 文平
業務内容再生医療関連事業
分析・加工受託事業
化粧品・原料事業
(培養上清液)取扱種類脂肪、臍帯、羊膜
冷凍・FDの別凍結品・フリーズドライ
製造責任者アカデミア研究者、上級臨床培養士
メーカーHP:https://cellprojapan.com/

【特徴とポイント】
✅再生医療アカデミア研究者が設立したバイオベンチャー企業
✅上清液やエクソソームに含まれる不要成分を効率的に取り除く新技術を開発(特許取得)
✅日本再生医療学会認定の臨床培養士である製造責任者が厳格なチェックを行い製造
✅スクリーニングをクリアした健康な日本人ドナーを採用
✅安全性審査において最高ランクのA評価を獲得(臨床培養上清安全性審査委員会)

2.ステムリンク株式会社

住所東京都中央区日本橋室町3丁目3−1E.T.S.室町ビル 6階
業務内容・再生医療支援
・研究開発
・化粧品原料
・海外事業
(培養上清液)取扱種類脂肪・歯髄・臍帯・MIX
メーカーHP:https://stemlink.co.jp/

【特徴とポイント】
✅自社開発による完全自動培養ロボットで、幹細胞大量培養を安定・効率化
✅幹細胞培養上清液など、再生医療・美容領域で活用される原料を研究製造販売
✅国内外の研究機関・医療機関と連携し、安全性・有効性のエビデンスに基づいた臨床応用を推進
✅中国・UAEを中心に、海外提携による技術連携・国際研究プロジェクトにも参画
✅無血清培地や3D培養など、次世代技術への応用研究に取り組む

3.ネイチャーバイオニックス㈱

設立2015年10月
住所東京都渋谷区神宮前6-25-14-5F
CPC:大学構内ラボ
業務内容純化濃縮ヒト幹細胞培養上清液の製造・販売
医療機関向けMS法人業務
医療インバウンド集患業務
幹細胞臨床を目的とする技術指導
(培養上清液)取扱種類脂肪
メーカーHP:https://n-bionix.com/

【上清液の特徴とポイント】
✅成長因子HGF含有量に特徴あり
✅100%ヒト由来(日本人女性ドナー)
✅提携国内大学にて一元管理・生産体制
✅安全性・高品質な上清液を提供
✅不純物・老廃物を極限まで除去

4.㈱フコク

設立1953年12月
住所工場:群馬県邑楽郡邑楽町大字赤堀1508-2
業務内容バイオ、医療関連製品の製造販売
ゴム製品の製造販売
金属・合成樹脂製品の製造販売
セラミックス・医療用具の製造販売
(培養元の幹細胞の)取扱種類脂肪、毛根
メーカーHP:https://www.fukoku-rubber.co.jp/product/bioindustry.html

【特徴とポイント】
✅GMPに準拠した培地製造工場で製造
✅専用開発した液体培地(ウシ血清利用無)により細胞培養上清やエクソソームを製造
✅細胞培養室はISO6(クラス1000)で清浄度管理
✅ライフサイエンス事業として20年超の技術を活用
✅東京大学、金沢医科大学との細胞培養研究実績あり
✅「Phisome」(ヒト脂肪間質細胞エクソソーム)は500億個超/mlのエクソソーム含有

5.一般社団法人再生因子研究会

設立2022年8月10日
住所東京都港区北青山3-6-7青山パラシオタワー11階
CPC:グレイスアースクリニック細胞培養加工施設
業務内容幹細胞培養上清の委託製造、研究
細胞培養事業運営 / 医療機関の開設及び運営
(培養元の幹細胞の)取扱種類乳歯髄、脂肪、臍帯(全て日本人ドナー)
冷凍・FDの別凍結品・フリーズドライ
メーカーHP:https://rfra.jp/

【特徴とポイント】
✅日本再生医療学会による「細胞外小胞等の臨床応用ガイダンス」にて推奨されている、リスクプロファイリング・製造工程管理・品質検証、に完全に準拠した手法で、幹細胞培養上清を調製
✅使用している幹細胞は、健康な日本人乳児または女性ドナーから採取した幹細胞で、ドナー合意もあり由来が明確
✅細胞採取から培養まで、一貫して日本国内
✅無菌医薬品製造区域の環境と同じレベルの施設内において、QMS(品質管理システム)による徹底した品質管理体制の中、細胞培養および培養上清の調整
✅クリーンルーム内に設置されている安全キャビネットはISOクラス5で管理
✅培養には、Xeno-free培地を使用しているため、アルブミンやフィブリノーゲン等が不含有
✅製造ロット毎に、エクソソームやサイトカインの含有量が一定以上あることを確認

6.同仁がん免疫研究所

設立2013年1月4日
住所熊本県熊本市南区流通団地 1-44-2
業務内容・細胞の培養・加工、および保管・管理
・再生医療技術の提供
(培養上清液)取扱種類歯髄
冷凍・FDの別冷凍
メーカーHP: https://dici.co.jp/

【特徴とポイント】
✅厚生労働省から特定細胞加工物製造の許可を得た施設で培養
✅培養は日本再生医療学会の認定を受けた臨床培養士が担当
✅15項目以上の検査を実施

7.Advalife Science

設立2019年9月10日
住所本 社 〒104-0061 東京都中央区銀座2-7-6 新銀二ビル6F
CPC 〒222-0033 横浜市港北区新横浜2-3-12 新横浜 Square BLD.15F
業務内容・ヒト脂肪由来間葉系幹細胞培養上清液の製造、研究
・細胞培養事業運営 / 医療機関の開設及び運営
・各種医療データベースの構築、運用及び各種医療データの分析、研究、調査
(培養上清液)取扱種類脂肪
メーカーHP:https://ads.or.jp/

【特徴とポイント】
✅20年間にわたり約10万件の培養を無事故で行ってきた独自の細胞培養加工施設で製造
✅診療所を自ら運営し、のべ2,000回以上の投与実績
✅4種の安全性試験を実施(ヒトウイルス・マイコプラズマ否定・無菌・エンドトキシン

8.コージンバイオ

設立1981年4月1日
住所本社:埼玉県坂戸市千代田5丁目1番地3
受託培養事業:埼玉県坂戸市千代田5丁目1番地3
業務内容・医薬品、研究用抗血清、微生物検査用培地の製造および販売
・実験動物の生産および販売
・動物の血液、血清、および組織培養培地の提供
・医療器具および機械の販売
・研究用動物免疫の提供
・前記項目に関連する輸出入業務
(培養上清液)取扱種類脂肪・臍帯・乳歯
メーカーHP:https://kohjin-bio.jp/

【特徴とポイント】
✅自社開発の細胞培養液を用いて製造したフリーズドライ上清液
✅FDA ガイドラインに準拠した血清代替物を使用し、安全性の確保
✅使用する細胞については、事前に感染症陰性(HIV、HCV、WNV、HBV、EBV、CMV、Parvo、Treponema pallidum)を確認
✅製品完成後には、品質管理試験として無菌試験、マイコプラズマ否定試験、エンドトキシン測定試験を実施
✅清浄度が管理されたクリーンルーム内で製造
※上記は同社HP内の脂肪由来幹細胞培養上清液(FD)製品の特徴から記載

9.セルテクノロジー

設立2008年10月30日
住所北海道札幌市白石区菊水元町8条1-5-29
CPC:株式会社同仁がん免疫研究所
業務内容細胞保管事業、再生医療関連事業
(培養上清液)取扱種類歯髄
メーカーHP:https://www.acte-group.com/

【特徴とポイント】
✅厚生労働省より特定細胞加工物製造業許可を取得した施設にて製造
✅ドナースクリーニングを行い厳しい検査基準をクリアした乳歯由来の培養上清液
✅安全な無血清培地を 用いて培養
✅原材料は日本人ドナーの乳歯に限定し、安心かつ安全を担保
✅培養上清を作製する細胞については、間葉系幹細胞の表面マーカーが発現していることを確認済
✅エンドトキシン検査、一般細菌・真菌検査、マイコプラズマ検査、各種ウイルス検査などを行い、陰性確認済

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